青山技術
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シンプル通信PLC For Omron (.NET)

Ver0.9.2 (2010/6/19)

オムロンのシーケンサとのRs-232C通信を行う.net用コンポーネント(コントロール)です。
生産数の表示や、設定数の変更などに利用できます。

(注)本ソフトは、上位リンクCコマンドを用いているため、最近のシーケンサでは機能が制限されます。 例えば、データメモリの10000chを越える部分を扱うには、プログラムの作成が必要です。
この制限が問題になる場合は、シンプル通信 for オムロンをお使いください。 こちらは、FINS系コマンドに対応しているため、この制限はありません。

ダウンロード

PlcOm092.zip 最新版(仮)
サンプルが添付されていませんので、古いバージョンをダウンロードし、サンプルをご覧ください。
PlcOm091.lzh 古いバージョン
コンポーネント リファレンスマニュアル
ライブラリ リファレンスマニュアル
サポートOS:WindowsXp、Windows7(.NET Frameworkは必須)
サポート言語:C#、Basic (.NET 2003、Visual Studio 2010 他)
上記以外のOS、言語においても、動作するものがあります。

登録方法

本製品はシェアウェアですので、使用してみて、満足できるものであれば、登録願います。
金額:10,260円 (消費税、ベクター送金手数料込み)
登録は、ベクターで行ってください。
下のアイコンをクリックすると、登録ページが開きます。
ベクター
ベクターでの送金
 作品番号:SR098601

仕様と紹介

シンプル通信PLCの便利なところ
オムロンのシーケンサは、シリアルポートにパソコンを接続することにより、パソコンからシーケンサの状態を調べたり、設定を変更したりできます。
このような操作は、オムロンが提供するツールを用いるか、あるいは、プログラムを作成して行うことになります。 シンプル通信PLCのコントロールを使えば、簡単に、プログラムを作成することができます。

例: データメモリの、0chから、1ch分のデータを取得する
[一般的なプログラム]
"@00RD00000001xx*"という文字列を、シーケンサに送信し、"@00RDxxXXXXxx"を受け取ります。 受信したデータから、データ部分(XXXX)を取り出すプログラムを作成します。

[シンプル通信PLC]
long data = omron1.ReadRs(0, 1);
と記述すると、data変数に、0chの値が設定されます。

他にも、232Cケーブルを外した後、再度、接続しても、通信ができたり、データ受信にイベントを利用できるなど、、シーケンサを簡単に制御できるようになっています。
シンプル通信PLCの特徴
  • Rs-232C上位リンクにより、リンクリレー、タイマーなどのリード、ライトが可能です。
  • C#のライブラリを使えば、データを一括して読み出すことも可能です。
  • 通信設定
    通信ポート COM1、COM2。
    (その他、Windowsで対応するポートを利用できます)
    ボーレート 115200,57600,38400,19200,9600,4800,2400,1200
    ビット 7,8
    パリティ なし、奇数、偶数
    ストップビット 1、2
    フロー制御 なし
    太文字がデフォルトの設定です。
  • C#で開発しております。
太文字がデフォルトの設定です。
(*1): 115200bpsより高速な設定に関しては、設定は可能ですが、動作は機器に依存します。

プログラム情報

簡単な送受信プログラム

ボタンをクリックすると、シリアルポートを開き、リレーエリアの100チャネルのデータを取得し、表示します。

							
private void button1_Click(object sender, System.EventArgs e)
{
  try
    {
      // ポートを開く
      omron1.Open();
      // リレーの100チャネルから、1ch分を取得
      long[] data = omron1.ReadRs(101, 1);

      // データの表示
      labelMsg.Text = data[0].ToString();
    }
    catch(Exception ex)
    {
      // エラーメッセージの表示
      labelErr.Text = ex.Message;
    }
}
							
						
付属のサンプルプログラムで、イベントが発生しない場合
後から、コンポーネントを追加すると、実行プログラムのイベントと、コンポーネントのイベントが関連付けられません。 手動で設定を行ってください。 Basicであれば、Rs232c1_Com(...) Handles Rs232c1.Comのように、太字の部分を追加します。

履歴

  • Ver0.9   (2007/1/24)
    • ベータ版公開
  • Ver0.9.1   (2007/4/14)
    • シェアウェアの登録部分の修正(Visual Studio 2005へ対応)
  • Ver0.9.2   (2010/6/19)
    • 開発ツールを、Visual Stuido 2010に変更。このため、.NET Framework2.0 より古いバージョンには対応せず。
    • Windows7 に対応