シンプル通信 For .net(Rs-232c)
Ver 1.3.2 (2015/4/27)
シリアル通信(Rs-232C通信)を行う.net用コンポーネント(コントロール)です。
測定器、バーコードリーダなどの機器と接続するために、必要な機能に最適化していますので、簡単に扱えます。
ダウンロード
rs232net132.zip | 最新版 |
コンポーネント | リファレンスマニュアル |
サポートOS:WindowsXp、Windows7(.NET Frameworkは必須)
サポート言語:C#、Basic (.NET 2003、Visual Studio 2010 他)
上記以外のOS、言語においても、動作するものがあります。
サポート言語:C#、Basic (.NET 2003、Visual Studio 2010 他)
上記以外のOS、言語においても、動作するものがあります。
登録方法
仕様と紹介
- 本製品は、測定器、バーコードリーダなどの機器と接続するために必要な機能に最適化しています。
- バイナリデータの送受信が可能です。
- ヘッダ、ターミネータ(フッダ、デリミタ)を設定できますので、プログラミングが簡単になります。
- C#で開発しております。
通信設定
通信ポート | COM1、COM2。
(その他、Windowsで対応するポートを利用できます) |
ボーレート(*1) | 256000,128000,115200,57600,56000,38400,
19200,14400,9600, 4800,2400,1200,600,300,110 |
ビット | 8,7,6,5 |
パリティ | なし、奇数、偶数、マーク、スペース |
ストップビット | 1、1.5、2 |
フロー制御 | なし、DTR・DSR、RTS・CTS、Xon・Xoff |
(*1): 115200bpsより高速な設定に関しては、設定は可能ですが、動作は機器に依存します。
ヘッダ | なし、STX |
ターミネータ | なし、ETX、CR、CR+LF、LF |
プログラム情報
簡単な送受信プログラム
ボタンをクリックして、シリアルポートを開きます。送信用のボタンをクリックして、テキストボックスに入力した文字を送信します。受信した文字はラベルに表示されます。
private void button1_Click(object sender, System.EventArgs e)
{
Rs.Open();
}
private void button2_Click(object sender, System.EventArgs e)
{
Rs.Write(textBox1.Text);
}
private void Rs_Com(object sender, Aoyama.Rs232.RecEventArgs e)
{
label1.Text = e.RecValue;
}
Visual Studio 2005では、データの表示部分を、以下のように修正する必要があります。
private void Rs_Com(object sender, Aoyama.Rs232.RecEventArgs e)
{
AddMessage add = new AddMessage(ShowMessage);
string s = e.RecValue;
label1.Invoke(add, s);
}
public delegate void AddMessage(string message);
private void ShowMessage(string message)
{
label1.Text = message;
}
付属のサンプルプログラムで、イベントが発生しない場合
後から、コンポーネントを追加すると、実行プログラムのイベントと、コンポーネントのイベントが関連付けられません。 手動で設定を行ってください。 Basicであれば、Rs232c1_Com(...) Handles Rs232c1.Comのように、太字の部分を追加します。
ref.htmファイルの「送信完了を待たない場合の注意」をご覧ください
サンプルプログラム
フォームに、シンプル通信コンポーネントと、ラベル、テキストボックス、ボタンを貼り付けて、コードに以下を記述します。
実行
ボタンをクリックすると、通信ポートが開かれ、テキストボックスに入力された文字が出力されます。
相手方からデータが送られると、ラベルに表示されます。
(ボタンは、1回だけクリックしてください)
フォームに、シンプル通信コンポーネントと、ラベル、テキストボックス、ボタンを貼り付けて、コードに以下を記述します。
実行
ボタンをクリックすると、通信ポートが開かれ、テキストボックスに入力された文字が出力されます。
相手方からデータが送られると、ラベルに表示されます。
(ボタンは、1回だけクリックしてください)
procedure TWinForm.Rs232c1_Com(sender: System.Object;
e: Aoyama.Rs232.RecEventArgs);
begin
label1.text := e.RecValue;
end;
procedure TWinForm.Button1_Click(sender: System.Object;
e: System.EventArgs);
begin
rs232c1.Open;
rs232c1.Write(textbox1.Text)
end;
履歴
- Ver0.9 (2005/6/27)
- ベータ版公開
- Ver0.9.1 (2005/6/30)
- Open、Closeを連続して繰り返すと、エラーが発生する不具合の修正
- デフォルトの設定では、長い文字列を送信できない不具合の修正
- Ver1.0.0 (2005/7/6)
- 正式公開
- Ver1.1.0 (2007/1/10)
- バイト配列データの送信機能を追加
- Ver1.1.1 (2007/4/13)
- シェアウェアの登録部分の修正(Visual Studio 2005へ対応)
- Ver1.2.0 (Pro版のみ公開)
- 送信完了イベント機能を追加
- Ver1.3.0 (2010/6/19)
- 開発ツールを、Visual Stuido 2010に変更。このため、.NET Framework2.0 より古いバージョンには対応せず。
- Windows7 に対応
- Ver1.3.1 (2015/4/24)
- Terminatorに、crlfを指定した場合、イベントが発生しない場合がある不具合を修正
- Terminatorに、lfを設定可能にした
- Ver1.3.2 (2015/4/27)
- Ver1.3.1に発生した不具合を修正。Terminatorに、crlfを指定した場合、イベントが発生時に、crが残る不具合を修正