=========================================================================== PLCミルPro Ver1.0 =========================================================================== 2003/09/30 作成者:青山技術 Email: HP:  http://www.rr.iij4u.or.jp/~mt-blue/index.shtml --------------------------------------------------------------------------- ・目次  ・紹介  ・ファイル構成  ・履歴  ・注意事項  ・使用の前に(インストール、アンインストール)  ・プログラムの説明  ・トラブル他 --------------------------------------------------------------------------- [紹介] オムロンのシーケンサとRs-232C上位リンク通信を行い、リレー、または、 データメモリの値を表示するソフトです。 リレー、または、データメモリの書き込みも可能です。 生産数の表示や、設定数の変更などに利用できます。 Windows2000、Xp用です。 Pro版では、データへのコメント記述、自動実行、ネットワーク対応などの機能が あります。 本製品はシェアウェアです。継続して利用する場合には登録が必要です。 試用期限は30日間です。 登録は、ベクター(http://www.vector.co.jp/)にて、行ってください。 作品番号:SR038084 --------------------------------------------------------------------------- [ファイル構成] ・readme.txt   ・・・このファイルです。 ・setup.exe    ・・・インストールプログラム --------------------------------------------------------------------------- [履歴] --------------------------------------------------------------------------- [注意事項] ********************************************************************** 使用許諾契約書 第1条  本製品を使用された場合、本契約に同意いただいたものとします。 第2条(責任制限)  いかなる場合においても、本契約に基づく弊社の責任は、お客様の支払った 金額を上限とします。 本製品の使用、またはそれを使用できなかったことにより生じた派生的、 付随的または間接的損害(営業上の利益の損失、業務の中断、営業情報の 喪失などによる損害を含む)等について、いかなる場合においても、弊社は 責任を負いません。 ********************************************************************** ********************************************************************** 注意事項: 本製品は、Rs-232C通信により、シーケンサの値を取得するため、緊急停止の ような確実性が求められる動作に用いないでください。 ********************************************************************** --------------------------------------------------------------------------- [使用の前に] <ライセンスキーの登録> 本製品は、シェアウェアであり、継続して使用するためには登録が必要です。 ベクターにて登録を行うと、ライセンスキーが得られます。 プログラムを実行し、メニューの「バージョン」を選択してダイアログを開きます。 ライセンスキーを入力する部分に送られてきたライセンスキーを入力し、 「登録」ボタンをクリックします。これにより、登録され、制限が解除されます。 <インストール> setup.exeを実行して、指示に従ってください。 <アンインストール> コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」を使って、削除してください。 --------------------------------------------------------------------------- [プログラムの説明] オムロンのシーケンサとRs-232C上位リンク通信を行い、リレー、または、 データメモリの値を表示するソフトです。 リレー、または、データメモリの書き込みも可能です。 <主な機能> ・指定のリレー、データメモリの値を読み書きできます。 ・シーケンサのモードを変更できます。 ・シリアル−ネットワーク変換(弊社の別のソフト)との組み合わせにより、  ネットワーク通じて、遠隔地のシーケンサを操作できます。 <メイン画面> ・シーケンサのモード  この部分では、シーケンサが、プログラム、モニタ、運転のどのモードであるかを 表示し、動作モードを変更できます。  これは、「START」ボタンをクリックしたときに調べますが、このとき、 通信できない場合、表示されません。エラーが回復した後で、モードを知りたい場合は、 「シーケンサモード」の文字をダブルクリックすることで、知ることができます。 ・ネットワークの接続状態  ネットワークを通して、シーケンサと接続するモードを利用する場合、このランプが 緑であれば、ネットワークが接続されていることを示します。 ・データの表示  指定されたリレー、または、データメモリのチャンネルの値が表示されます。  10進数、16進数、2進数、ビット表示が可能です。  ビット表示の場合、○がON、●がOFFを意味します。  また、リレータイプのビット表示の場合、をダブルクリックすると、接点を強制的に、 セット、または、リセットできます。  「強制解除」をクリックすると、強制セット、リセットを解除できます。 ・データの設定  リレー、または、データメモリのチャンネルを指定して、値を設定することができます。 <使用方法> ・通信設定  最初に、Rs-232cの通信設定を行います。  メニューの「設定」−「通信設定」を選択して、ダイアログを表示します。  シーケンサを接続する通信ポートを設定し、ボーレート、ビット、パリティ、 ストップビットの各値をシーケンサの設定値を同じになるように設定します。  また、号機Noを指定することもできます。  設定が終われば、「設定」をクリックして、設定を有効にします。 ・表示する値の設定  表示する値を設定します。  メニューの「設定」−「読み込み設定」を選択して、ダイアログを表示します。  読み込み対象として、リレー、データメモリのどちらかを選択し、 表示するチャンネルを入力します。「追加」をクリックして、表示リストに加えます。  このとき、コメントを記述することができます。  また、表示タイプがビットである場合、チャンネルとビットを合わせて指定します。 例えば、100チャンネルの15ビットを表示させる場合、チャンネルに010015を設定します。  表示リストから、外す場合は、リスト上で、外す値をクリックして、「削除」を クリックします。  表示の位置を変えるには、値をクリックして、「上へ」または、「下へ」をクリック します。  最後に、表示リストのチャンネルの値を表示するには、「設定」をクリックして、 設定を有効にします。 ・指定した値の表示  「START」ボタンをクリックすると、指定したチャンネルの値が表示されます。 このとき、正常に値が読み込まれていれば、状態部分("状"と表示される項目)に ”○”が表示されます。(読み込む値が1つの場合は、表示が速すぎて見えません。)  指定したチャンネルが不正な値であったり、通信設定が間違っていると、状態部分に ”×”と表示されます。  「STOP」ボタンをクリックすると、値の表示を停止します。  ここで、リレータイプのbit表示の場合、ダブルクリックすることにより、 強制セット、リセットができます。強制を解除するには、「強制解除」をクリックします。 ・データの設定  リレー、または、データメモリの指定チャンネルの値を設定することができます。 値を設定するには、値を表示状態にしておかなければなりません。(「START」を クリックして、値を表示するモードにしておく必要があります)  書き込み対象をリレー、データメモリから選択し、チャンネル、データの値を 入力します。データの値は、10進数、16進数、2進数で指定できます。 「書込」ボタンをクリックすると、正常にデータがシーケンサに、書き込まれた場合、 ”書込終了”と表示されます。 ・シーケンサのモード  現在のシーケンサのモードを表すボタンが緑で表示されます。  「プログラム」「モニタ」「運転」ボタンをクリックすることにより、それぞれの 状態に変更できます。  シーケンサモードの項目にあるボタンは、「START」をクリックして、データを 表示しているときにしか、利用できないことに注意してください。 ********************************************************************** <高度な利用方法> ・メイン画面に表示されている情報を、定期的にHTMLファイルに出力させることが できます。この機能を利用すると、シーケンサと接続していないパソコンから、 シーケンサの状態を確認することができます。 方法  メニューの「設定」−「高度な設定」でダイアログを開きます。  ファイル出力設定の項目にある「状態をHTMLファイルに出力する」をチェックし、 ファイルを出力するディレクトリとファイル名、ファイルを更新する間隔を設定します。  出力されるHTMLファイルは、ブラウザで表示させると、スクリプトにより、 指定した間隔で、自動的に更新されます。 ・シリアル−ネットワーク変換(弊社の別のソフト)との組み合わせにより、 ネットワーク通じて、遠隔地のシーケンサを操作できます。 方法  シーケンサを接続したパソコンに、シリアル−ネットワーク変換をインストールします。  別のパソコンに、PLCミルPro(本ソフトウェア)をインストールします。  2台のパソコンが、ネットワークにより接続されていると、PLCミルを使って、 遠隔地にあるシーケンサを操作できます。 設定  シリアル−ネットワーク変換の設定を、サーバーモードにします。 バイナリモードのチェックを外し、テキストモードにします。 その他に関しては、シリアル−ネットワーク変換の取扱説明を参照してください。  PLCミルのメニューの「設定」−「高度な設定」でダイアログを開きます。  ネットワークの項目にあるIPアドレスに、相手のパソコンのIPアドレスを設定し、 ポート番号を合わせます。  動作モードの項目を「ネットワーク」にします。 実行  シリアル−ネットワーク変換をSTARTさせ、次に、PLCミルをSTARTさせます。 これにより、遠隔地のシーケンサを操作できます。 ********************************************************************** <メニューの説明> [ファイル] ・設定ファイルの読み込み           設定ファイルを読み込みます。           ファイルを指定するためにダイアログが表示されますので、          設定ファイルを指定して、設定を読み込みます。 ・設定ファイルの保存           設定ファイルを保存します。           ファイルを保存するためにダイアログが表示されますので、          設定ファイル名を入力して、設定を保存します。           保存する設定は、通信設定と、表示するチャンネルです。 ・終了           プログラムを終了します。 [設定] ・読み込み設定           表示するチャンネルを指定するためのダイアログが          表示されます。           ダイアログ内では、          書き込み対象とチャンネルを指定して、「追加」を          クリックすると、表示リストに加えられます。           表示リストのチャンネルをクリックして、「削除」を          クリックすると、そのチャンネルは、表示リストから          外されます。           設定を有効にする場合は、「設定」をクリックして          ダイアログを閉じます。 ・通信設定           Rs-232Cの設定を行うダイアログが表示されます。           シーケンサと接続する通信ポートの指定。           ボーレート、ビット、パリティ、ストップビットの          各値を設定します。           設定を有効にする場合は、「設定」をクリックして          ダイアログを閉じます。 ・高度な設定           ネットワークを使用した使い方など、高度な機能を使う場合に          設定します。           Rs-232Cモード(通常利用されるモード)、ネットワークモードの          切り替え。           HTMLファイル出力機能の設定を行います。 ・自動実行          プログラムを実行すると同時に、シーケンサの値を         表示させることができます。 [バージョン]           ライセンスキーを設定して、制限を解除できます。           登録部分が ”未登録”と表示されている場合、          登録されていません。登録部分が ”登録済み”と          表示されている場合、登録され、制限が解除されています。           ライセンスキーを設定するには、ライセンスキーを          入力して、「登録」をクリックします。           正常に、登録された場合には、”登録済み”と表示されます。 --------------------------------------------------------------------------- [トラブル他] <接続ケーブル> シーケンサとパソコンを接続するケーブルは、オムロンのマニュアルを参考に作成、 または、購入してください。 本製品は、SD、RD、SGが正しく接続されていれば通信できます。 <通信できない場合> ・オムロンのシーケンサでは、モニタモードでなければ、rs-232c上位リンクでの通信が できません。モニターモードにしてください。 ・Rs-232C通信の設定が、シーケンサの設定値と一致しているかを確認してください。 ・ケーブルは、指定のものかを確認してください。Rs-232Cケーブルには、 ストレートケーブルとクロスケーブルがあり、また、ケーブルの製造メーカーにより、 配線が異なります。 ・通信速度(ボーレートBps)を下げてみてください。工場のように、ノイズの多い 環境では、速度がでないことがあります。 ・メニューの「設定」−「高度な設定」をクリックして、ダイアログを表示してください。  パソコンと、Rs-232Cケーブルを使って直接接続している場合は、「Rs-232C」を、 ネットワークを通じて、間接的に接続している場合は、「ネットワーク」を選択してください。 <プログラムが実行できない> 簡易PLCミルからのバージョンアップなどにより、設定ファイルが読み込めず、 実行できないことがあります。この場合は、実行ファイルのあるディレクトリにある lookplc.ini ファイルを削除してから、実行してください。