=========================================================================== シリアル−ネットワーク変換 Ver1.2 =========================================================================== 2003/09/25 作成者:青山技術 Email: HP:  http://www.rr.iij4u.or.jp/~mt-blue/index.shtml --------------------------------------------------------------------------- ・目次  ・紹介  ・ファイル構成  ・履歴  ・注意事項  ・使用の前に  ・インストール、アンインストール  ・利用例  ・使い方  ・トラブル他 --------------------------------------------------------------------------- [紹介] シリアル(Rs-232C)とネットワーク(TCP/IP)を変換するソフトウェアです。 Windows2000、Xp用です。 <使用例> ・パソコン2台をコンバーターとして利用し、離れた場所のRs-232C機器を操作する。 ・シリアルポートにのみ対応するソフトウェアをネットワーク対応にする。 本製品はシェアウェアです。継続して利用する場合には登録が必要です。 試用期限は30日間です。 登録は、ベクター(http://www.vector.co.jp/)にて、行ってください。 作品番号:SR036571 ********************************************************************** <仕様> ・通信ポート    COM1、COM2、その他。           Windowsで対応するポートを利用できます。 ・ボーレート    115200,57600,56000,38400,           19200,14400,9600,4800,2400,1200           600,300,110 ・ビット      8,7 ・パリティ     なし、奇数、偶数 ・ストップビット  1、2 ・フロー制御    なし、DTR/DSR、RTS/CTS、Xon/Xoff (注意:DTR/DSR、RTS/CTSの設定は、機器の接続のために用意しており、 実際にフロー制御は行いません。そのため、データがあふれる可能性があります) ・バイナリデータ  対応 --------------------------------------------------------------------------- [ファイル構成] ・readme.txt   ・・・このファイルです。 ・setup.exe   ・・・セットアップファイル。 ・RsToTcp.CAB --------------------------------------------------------------------------- [履歴] (Ver1.0) ・公開。 (Ver1.1) ・シリアル通信の設定項目を追加(フロー制御など)。 (Ver1.2) ・バイナリデータへの対応。 --------------------------------------------------------------------------- [注意事項] ********************************************************************** 使用許諾契約書 第1条  本製品を使用された場合、本契約に同意いただいたものとします。 第2条(責任制限)  いかなる場合においても、本契約に基づく弊社の責任は、お客様の支払った 金額を上限とします。 本製品の使用、またはそれを使用できなかったことにより生じた派生的、 付随的または間接的損害(営業上の利益の損失、業務の中断、営業情報の 喪失などによる損害を含む)等について、いかなる場合においても、弊社は 責任を負いません。 ********************************************************************** --------------------------------------------------------------------------- [使用の前に] <ライセンスキー、登録>  本製品は、シェアウェアであり、継続して使用するためには登録が必要です。 ベクターにて登録を行うと、ライセンスキーが得られます。  プログラムを実行し、メニューの「バージョン」を選択してダイアログを開きます。ライセンスキーを入力する部分に送られてきたライセンスキーを入力し、「登録」ボタンをクリックします。これにより、登録され、制限が解除されます。 --------------------------------------------------------------------------- [インストール、アンインストール]  setup.exeを実行して、インストールしてください。 アンインストールするには、アプリケーションの追加と削除を使ってください。 --------------------------------------------------------------------------- [利用例] ・シリアルにしか対応していない任意のソフトウェアをネットワークに 対応させる方法について、説明します。 接続方法: PC1(任意のソフト、変換ソフト) COM1−COM2をクロスケーブルで接続 | |この間は、ネットワーク | PC2(変換ソフト) | 機器 ソフトウェアの設定: PC1では、任意のソフトを起動し、COM1を利用します。 また、本製品を起動して、COM2を利用する設定にします。 シリアル通信の設定は、同じにします。 PC2では、本製品を起動して、機器とのシリアル接続の設定を行います。 動作の説明: COM1とCOM2がクロスケーブルで接続されているため、任意ソフトの通信は COM2を経て、PC1の本製品(変換ソフト)に入ります。 PC1の本製品は、ネットワークに変換して、PC2の本製品と通信します。 PC2の本製品は、シリアルに変換し、機器と通信します。 --------------------------------------------------------------------------- [使い方] ・実行するとシェアウェアであることの確認ダイアログが表示されます。  OKをクリックして、先に進みます。 ・メニューの設定から通信設定を選んで、通信の設定を行います。  利用するRs-232Cポートの設定と、通信相手のパソコンの指定を行います。  ここで、注意が必要なのは、サーバーの設定です。  一方がサーバーモードであれば、もう一方は、サーバーモードにしてはいけません。  異なる設定にしてください。 ・STARTボタンをクリックして、変換ソフトを実行します。 [メニューの説明] ・ファイル−終了           プログラムの終了 ・設定  ・通信設定           Rs-232Cとネットワークの設定を行います。           ポート、ボーレート、ビット、パリティ、ストップビットを           通信相手に合わせて設定します。                      バイナリデータを扱う場合は、バイナリモードに           チェックを入れます。           接続する、相手方のシリアル−ネットワーク変換と           同じ設定になるようにしてください。           ネットワークでは、相手方のIPアドレスを設定します。           これは、サーバーモードの場合、不要です。           ポート番号は、必要な場合だけ、変更してください。           サーバーモードのチェックは、相手方と異なるようにします。           通信相手がサーバーモードにチェックが入っているなら           こちらは、チェックを外します。  ・自動実行           ここにチェックが入っていると、           プログラムを実行すると同時に、変換を開始します。  ・データ表示           ここにチェックが入っていると           変換したデータが表示されます。 ・バージョン           バージョンがわかります。           また、シェアウェアのライセンスキーの登録を行います。           登録するには、ライセンスキーの欄に入力し、           ”登録”をクリックします。 [ボタン、その他の説明] ・START           クリックすると、変換が開始されます。           再びクリックすると、変換が停止します。           サーバー側とクライアント側(サーバーモードではない方)           どちらを先に実行してもかまいません。 ・実行状態           プログラムがサーバーモードであるか、           クライアントモードであるかが表示されます。           また、ランプが緑の場合、変換が実行されています。 ・ネットワークの接続状態           ランプが緑の場合、相手方とのネットワークが確立されています。 --------------------------------------------------------------------------- [トラブル] <動かないとき>  ネットワークの接続状態を確認してください。  ランプが赤の場合、ネットワークの接続に異常があります。  サーバーモードとクライアントモード、IPアドレスを確認してください。  ネットワークが正常であれば、  メニューの設定から、データ表示を選択して、変換されるデータを 表示させてください。  ここに、データが表示されていれば、変換までは、動作しています。  Rs-232Cポートの設定を再確認してください。 <フロー制御>  本製品では、DTR/DSR、RTS/CTSの設定は機器の接続用であり、実際には、フロー制御は行っておりません。そのため、データがあふれる可能性があります。 <通信できない場合> ・接続する通信機器の設定値が一致しているかを確認してください。 ・ケーブルは、指定のものかを確認してください。Rs-232Cケーブルには、 ストレートケーブルとクロスケーブルがあり、また、ケーブルの製造メーカーにより、 配線が異なります。 ・通信速度(ボーレートBps)を下げてみてください。工場のように、ノイズの多い環境では、速度がでないことがあります。 ・バイナリデータが含まれている場合、通信設定において、バイナリモードに  チェックを入れてください。 ・通信する、もう一方のシリアル−ネットワーク変換が、サーバーモードであれば  こちらは、サーバーモードにしてはいけません。互いに異なる設定にします。  一方、バイナリモードは、相手方の設定と同じにしなければ、正常に通信できません。 ---------------------------------------------------------------------------